きょうのまなび4 〜人間五蔵説〜

今日は、ヨーガの哲学に出てくる
”人間五蔵説”について振り返ってみました

この考えは、紀元前2〜3千年前の古代インドの聖典『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』に書かれているものだそうです!
こんなにも昔に人間というものについて深く考えていた人がいて、現代にまで世界各国でそれを学ぶことができるって凄いなと

その聖典には父ヴァルナと息子ブリグの対話の物語が出てきます。
父が息子に「ブラフマン(宇宙の根源)とは何かを自分自身で探しなさい」と伝え、
ブリグは瞑想の中で、食べ物・呼吸・心・智慧・
そして至福という五つの層を一つずつ見つめていき
最後に、「至福(アーナンダ)こそが真の自分である」と悟ったというお話

ブラフマンてなんやねんという感じですが
そこはまた詳しくまとめていきたいな〜と

この五つの層が「人間五蔵説」として伝わっています
人はただの身体ではなく、目に見えないエネルギーや心、理性、そして深い幸せの層を重ねてできているという考え方

外側から順に、食物鞘・生気鞘・意思鞘・理智鞘・歓喜鞘と呼ばれます

一番外側の食物鞘は、食べ物でできた身体のこと
食べて、動いて、休むというサイクルの中で、
身体は自然と作られていきます
ヨーガではポーズや日々の食事、睡眠を大切にするのはこの層を整えるため

次の生気鞘は、呼吸やエネルギーの層
呼吸が浅いと心も落ち着かなくなるし、深い呼吸をすれば自然と穏やかになります
最近、忙しさで息を止めていたなと思ったら、
この層が乱れているサインかもしれません

その内側の意思鞘は、感情や思考の層
イライラしたり、焦ったり、不安になったり、
そんな心の揺れはここで起きています
瞑想やマインドフルネスで静かな時間を持つことが、この層のケアになります

さらに内側の理智鞘は、気づきと智慧の層
「私は今こう感じている」と気づく意識の部分で、自分を少し客観的に見つめられる場所
ここが育つと、周りに流されずに自分の軸を保てるようになります

そして一番奥にあるのが歓喜鞘
これは、深い安心や静かな喜びの層です
何かを手に入れたから幸せ、というのではなく、
「何もなくても今この瞬間に満たされている」という感覚
自然の中でふと感じる穏やかさや、心の奥から湧く安心感がこの層のあらわれです

ヨーガの実践は、この五つの層を少しずつ整えていくプロセスでもあります。
体を整え、呼吸を調え、心を静め、気づきを深めていく
そうすることで、私たちは本来の自分、変わらない静けさに近づいていく

以前はヨーガって体を柔らかくするものだと思っていた私
学びを深めるとそんな単純なものではなかったことに日々驚かれます

これからもどんどん新しいヨーガの智慧を養って
実践していきたいなと

ここで学んだことを噛み砕いてまとめていこうと思います
かなり自己満投稿ですが、ゆるりと続けていきます〜


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