【yoga】〜記憶〜

パタンジャリさんはヴルッティ(考え)はプラマーヤ(知覚)、ヴィパルヤヤ(間違い)、ウィカルパ(想像)、ニッドラー(眠り)、スムルティ(記憶)の5種類あると説いていて、今日はそのうちのスムルティ(記憶)詳しく復習していきます!

ここでいう記憶とは、ただの思い出ではなく、
過去に経験し、今も心に残り続けているものが、
ふと意識に戻ってくる働きのことを指します。

私たちの心には、昔の出来事・感情・印象が、
形を変えながらずっと残っています。
嬉しかった体験だけでなく、人の言葉に傷ついたこと、不安だった場面、怖かったでき事なども、
そのまま心の奥にしまい込まれていることがあります。

そして厄介なのは、その記憶の中には前回お話ししたような「間違って覚えてしまったもの」や「ただ想像しただけの思い込み」もしっかり心に刻まれてしまうということ。

本当は事実とは違っていても、心はそれを“記憶”として保存してしまうんですね。

ヨーガでは、このような記憶が現在の感情や判断を曇らせ、苦悩の種になることがあると考えます。
だからこそ、自分がどんな記憶を握りしめているのかに気づき、その間違いを正していくことが大切だと説かれているのです。

呼吸法、アーサナ、瞑想といったヨーガの実践を通して、私たちは過去に縛られた心を少しずつほどきながら、「今ここ」に戻る力を育てていきます。

ヨーガの智慧を学び、理解を深めていくことで、
過去の記憶に振り回されるのではなく、
自分自身が自分の心をコントロールできるようになっていく。

これが、スムリティ(記憶)という心の働きと向き合う上でヨーガが伝えている大きなメッセージなのだと思います。

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