朝すっきり起きて、毎日をご機嫌に過ごすために。脳科学から考える「幸せホルモンの育て方と養生」

こんにちは。鍼灸師のリコです。
毎日、お仕事や家事、本当にお疲れ様です。

30代、40代、50代と年齢を重ねるにつれて、
「理由もないのにイライラする」
「なんだかやる気が出ない」
と、メンタルの変化に戸惑うことはありませんか?

実はそれ、あなたの心が弱いわけでも、
性格のせいでもありません。
ストレスのなかで、私たちの「脳」に疲労が
溜まっているサインかもしれません。

今回は、脳の仕組みから逆算して、
毎日をご機嫌に過ごすための「優しい養生法」を
お届けします

目次

感情を大きく左右する「3大脳内物質」

私たちの脳の中には、感情や行動に大きな影響
与えている「3大脳内物質」が存在します。

  1. ドーパミン(快楽・意欲)
    モチベーションを高めてくれます。
    大好物を食べたりお買い物を楽しんだり、
    感動やドキドキで分泌されます。
  2. ノルアドレナリン(不安・恐怖・怒り)
    集中力を高め、やる気を作ります。
    出すぎると激しい不安やパニックの原因に
    なります。
  3. セロトニン(精神の安定・平常心)
    ドーパミンやノルアドレナリンの暴走を抑え、
    落ち着きをもたらします。

この3つのバランス、特にセロトニンが他の物質を
上手にコントロールできていることが、心の平和を
保つ最大のカギ
なのです。

ストレスなどでこれらが減少すると、イライラ、
慢性的な不安、やる気の低下といった症状として
心に現れます。

幸福感を引き起こす「3つのステップ」と正しい順番

私たちの心を満たす幸福感には、主に3つの種類が
あり、「高めていく順番」が何よりも重要です。

  • ① セロトニン的幸福(すべての土台:健康の幸せ)
    体調が良く、心が穏やかで、今ここにいること
    に感謝できる状態


  • ② オキシトシン的幸福(つながりの幸せ)
    人やペット、植物とのスキンシップなど、
    繋がっている」と感じられる状態。


  • ③ ドーパミン的幸福(成功や快楽の幸せ)
    目標達成や、お買い物、美味しいものを食べた
    ときなどの高揚感

ここで少しだけ気をつけたいのが、土台である
「セロトニン」や「オキシトシン」が疎かになっているときに、ドーパミンの一時的な快楽だけで心の隙間を埋めようとしてしまうことです。

私自身も疲れがたまると、カフェのスイーツで
ドーパミンを出して満たされることがよくあります。 ですが、ここだけに頼ってしまうと、脳はさらに強い刺激を求めてちょっぴり悪循環になってしまうことも。

まずはセロトニンを増やして心身を安定させ、
オキシトシンを満たす。


この2つの土台があって初めて、私たちは無理なく、健やかに毎日のワクワクへ向かうことができます。

【今日からできる!】脳のバランスを整える実践養生法

では、今日からすぐに始められる具体的な
アクションをご紹介します

① 【セロトニンを増やす】

自律神経の調整、不眠症の軽減、
体内時計の正常化

ポイント
  • 朝、起きてから朝日を浴びる(日光浴を1分だけでも)
  • そよ風を心地よく肌で感じたり、深呼吸をして自分の内側に意識を向ける
  • 「今日も朝を迎えられた」と今の存在に、静かに感謝してみる

② 【オキシトシンを増やす】

心の安定、感染症の予防

ポイント
  • 家族やペット、お気に入りの植物とのスキンシップや温かい会話
  • 感動する映画やドラマを観て、じんわりと心を動かす
  • 地域のサークルや趣味のコミュニティに参加してみる

③ 【ドーパミンを増やす】

小さな目標達成、日々のワクワク

ポイント
  • 靴を揃える」「本を5ページ読む」など小さなタスクを決め、できたら自分を褒める
  • 頑張った一日の終わりに、お気に入りの
    カフェやスイーツをご褒美にする

セロトニンの材料は「毎日の食事」から

これらの大切な物質をしっかり分泌させるために、
何を食べれば良いのでしょうか。
セロトニンのもとになる「トリプトファン
(必須アミノ酸)」は、食事から摂取しなければ
絶対に作られないという特徴があります。

また、日中にセロトニンを作っておくと、夜には
自然な眠気を誘う物質に変わり、睡眠の質を高めてくれます。
「朝、布団からなかなか出られない」
「夜、寝つきが悪い」という方にこそ、
意識してほしい栄養素です。

  • おすすめ食材: 大豆製品(豆腐・納豆・味噌)、乳製品、バナナ、ナッツ類、卵
  • 💡 脳に届けるコツ: ご飯などの「炭水化物(糖質)」や、お魚・レバーなどの「ビタミンB6」と一緒に摂るとスムーズです。(例:朝食に「ご飯+納豆」「バナナ+ヨーグルト」など)

心が不安定なときほど、菓子パンや麺類だけで
簡単に済ませず、セロトニンの材料を意識した
食事がとても大切になります。

脳の仕組みから逆算する、
これからの「養生法」

東洋医学が古くから大切にしてきた
養生(心身を整えて病気を予防すること)」
を、現代の脳科学の視点から考えていくのも、
とても有意義なアプローチです。

近年の研究では、日々の幸福感が高い人ほど、
将来的に体が健康である確率が高い(健康寿命が
延びる)ことも分かっています。

まずは毎日の食事でしっかりセロトニンの材料を
摂り、朝の光を浴びて育て、心地よい人や自然との
繋がりで脳を安定させていくこと。

こうした日々の心がけに加えて、自律神経や胃腸の
働きを内側から優しく整える私たちの「鍼灸治療」
を組み合わせることで、心と脳のバランスはより
スムーズに回復していきます。

10年後、20年後のあなた自身の笑顔のために。
「心が少しお疲れ気味かも」「寝つきが悪くて
スッキリ起きられないな」と感じたら、ぜひ当院へ
お気軽にご相談くださいね。
一緒に心地よいケアを始めていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次